読みもの...風
撮り溜めていたテレビを見ておりましたら、
鶴瓶さんのA-Studioに松山千春さんが出ておられまして、
松山千春さんといえばワタクシが小学生の頃に、
デビュー曲「旅立ち」を引っ提げて彗星の如く表れ、
デビュー翌年に「季節の中で」で大ブレーク...
なんてうんちくはまたの機会に書くとしまして...w
番組中に話されていた、
決して「生きるために歌ってる」んじゃないんです。
「歌うために生きている」んです。
「生きる」ということはもはやわれわれにとっては手段であって、
「歌う」ことが目的です。
と、話されているのを聞いて胸を貫かれる思いがしました。
「生きることは手段である」
なかなかこう言い切れる人もいないと思いますが、
もし生きること自体が"目的"であったならば、
ひたすら波風立たないフラットな海面を、
スイスイと泳ぐようなイメージを望むのが人情ですが、
それだけでは物足りないような感も否めません...
しかし、生きることが夢の実現や目標の達成といった、
先にある目的を果たすための手段であったならば、
波風が立ちまくった大海原に立ち向かい、
それを乗り越えることも必要になってくるわけで、
そんな幾多の喜怒哀楽を経る過程こそが生きること(手段)であり、
人生そのものなのではないかと思わされました。