読みもの...風
週初めの早い時間から暗い話で恐縮なのですが、
2月1日(土)終業後に携帯着信があり、
確認したら滅多なことでは連絡してこない従兄弟で、
胸騒ぎを覚えながら電話に出てみれば、
無情にもその嫌な予感は的中し、
幼少期からの育ての親である叔父が危篤だとの知らせでした。
ある事情があって叔父とは10年以上会えておらず、
その事情の一部始終を知る従兄弟の兄貴が、
苦渋の末に連絡をくれたわけなんですが、
そのお陰で久しぶりに会えた叔父は想像以上に年老いて、
長く床に伏していたせいで痩せこけ、
強靭なカミナリ親父だった印象の欠片もありませんでした。
その姿を一目見た時、
オレは一体何をしていたのだろうと...
事情なんてどうでもよかったんではないのかと...
なんでそんなもんに支配されていたのだろうと...
後悔の念から溢れ出る涙が止まらず、
ただ「ごめん...」と言い続けるしかありませんでした。
それから一夜明けた昨日の昼過ぎ叔父は逝きました。
最後に告げた...
「オレはオレでちゃんとやってるから安心だけはしてくれ...」
の言葉は果たして伝わったのだろうか...
こんな男が偉そうなことを言えた柄ではありませんが、
人間はいつか必ず死を迎えます。
言葉は伝えるべき時、
伝えることができる時にしか伝わりません。
相手に伝わってこその言霊です。
では、見送ってきます...
この後、明日の夜まで不在にしますので、
ご理解とご協力の程お願い申し上げます<(_ _)>