読みもの...風w
2014年最初の"読みもの...風"のテーマは、
「仕事を盗む」なんていう物騒な話しですw
ボクにとっての現職は生涯三つ目の職業で、
以前はパティシエをやっていたこともあるという話しは、
当BLOGでも何度かお話しした通りです。
パティシエっていわゆる職人仕事ですから、
仕事なんか教えてもらえるはずもなく、
「見て盗め!」なんて言われるのかと思っていたのですが、
どうやらボクの考えが時代錯誤だったようでw
懇切丁寧に教えてもらえて拍子抜けしたもんですがww
職業人として成長してある程度物事が理解でき始めた頃に始めて、
"仕事を盗る"という言葉の真意は別にあることに気付かされました。
仕事というのは働くということに相違ないとは思いますが、
もう一つは組織において与えられた役割でもあると思うんです。
この考え方では"仕事を盗る"ということは、
誰かの"役割を盗る"ということになります。
こういう風に考えると、
成長という前向きで上向きな方向で仕事を一つ覚えれば、
誰かの(仕事)役割を一つ盗ることになるわけなんですが、
盗られたその人も誰かの役割を盗りに行っているので、
盗られたことにも気付かないというパターンがほとんどで、
これが前向きな人間の集まる正常な組織だと思うんです。
問題なのはむしろこの逆のパターンで、
役割を盗られたことに直ぐさま気付けるような、
保守的にひたすら現状を守ろうとする者の集まりであれば、
非常に後ろ向きな暗い揉め事に発展するのは想像に容易く、
これでは組織として成り立ちようがないと思うんです。
そろそろ初老に差し掛かったワタクシですが、
後進が仕事を盗りにくることに心からの歓びを覚え、
決して中途半端に盗ませるのではく、
責任を持って渡して行きたいと思う今日この頃です。