派手ではありませんが...
症状から燃料系の故障だろうと予想できたので、
ピットにその旨を伝えて入庫しました。
(入庫というより出勤ですが...w)
ほどなく燃料ポンプの不調が原因との回答があり、
パーツを調べたらいつものことながら本国発注でw
こりゃまた一か月くらい乗れんなぁ...なんて覚悟しながら、
部品の発注をお願いしましたならば、
古賀工場長から「ちょっと待ったー!!」の掛け声が...
彼曰く...
確かに燃料ポンプに問題があるとは思いますが、
症状を見る限りそれ以外の原因も考えられるので、
その辺りをじっくりと診る時間を下さいとのことでした。
で...
ポンプの制御を疑った彼は、
束になったハーネスラインを一本一本調べ上げるという、
気が遠くなるような地道な作業を経て、
不調原因を探し当ててくれまして、
しかも近未来的に不調を来す可能性があったであろう
個所まで見つかるという副産物付きっ♪
大事にされてきた由緒正しきクルマとはいえ、
20年以上も前のクルマですから、
この辺りの劣化は致し方ないのですが、
何事も簡単に診断してしまわないところに、
古賀工場長の職人魂を見た気がします。
で...
調子みがてらに乗って帰りたいと申し出ましたところ、
「まだすべての検証が済んだわけではありません!」
と、怖い顔してあっさり却下されましてw
まぁ...イケイケドンドンの勢いも大事ですが、
石橋を叩きまくって逆に割ってしまうくらいのw
彼の用心深さもメカニックには大事な要素で、
これこそが彼が見せてゆくべき背中なのかなと、
思った雨の金曜日でした(^-^)