読みもの…其ノ三
「育てる」ことの意味
教えることに比べて「育てる」ことは非常に難しいと言われています。それは育てる側に本気で相手の本質的な価値に関わろうとする愛情が求められるからであり、同時に育てる側がすべてのリスクを背負うことに他ならないからだと言えます。どんなに深い愛情を持ち、どんなに大きなリスクを背負って相手を育てようとした場合でも、それが相手に伝わるという保証はどこにもありません。むしろまったく伝わらず無駄骨に終わることの方が多いのかも知れません。また、育てられる側にも自分の本質と向き合う覚悟が必要となりますので、ただ教わっている時のように簡単に喜びを感じることはできません。
しかし、その膨大な無駄骨とリスクと責任に何度も何度も打ちのめされながらも、その中から人に愛情を注ぐ意味と価値を見出そうと闘う人生こそが、その人の人生の価値そのものなのかも知れません。
これは身につまされるなぁ。。。
さらにつづく…w